ShopifyによるEコマース支援会社／フリーランス向けのプログラムである「Shopify Partner Program」の概要と、そのレベニューシェアの仕組みを紹介します。
Shopify PartnerはShopifyのパートナー制度「Shopify Partner Program」のメンバーを指す呼称で、Shopifyサイトの企画／デザイン／開発／マーケティングを支援する個人・会社（Eコマース支援会社／フリーランス）であれば、どなたでも登録してShopify Partnerになることが可能です。
登録費・利用費は無料で、新規のShopify利用者の紹介や、Theme／AppのShopify Theme／App Storeでの販売によりレベニューシェアを得られます。
Shopify's third-party partner ecosystem, made up of creative agencies, freelance designers and developers, digital marketers, photographers, SEO specialists and brand strategists, generated an estimated $430M in revenue in 2016
意訳：2016年には、Shopifyのパートナーエコシステムを通じておおよそ$430M（約480億円）の流通が生じたと推測される。
Developers have published over 1,800 apps in the Shopify App Store with over 7M installs to date
意訳：1,800を超えるAppのインストールはここまでの総計700万回以上。
Shopifyの成長の背景には、間違いなくShopify Partnerとのレベニューシェアの仕組みがあります。「ともに成功しよう」ということですね。
2016年の実績としては、1サイト以上Shopifyへの課金を促したパートナーは11,000以上でした。2015年は8,500程度でしたので、パートナー制度も拡大していることがわかります。
出典： https://investors.shopify.com/Investor-News-Details/2017/Shopify-Announces-Fourth-Quarter-and-Full-Year-2016-Financial-Results/default.aspx
それでは、レベニューシェアの仕組みを詳細に解説します。
＊2017/09/26に発表され、10月より施行された「Shopify Partner Program 2.0」の内容です。
Shopify Partner管理画面でクライアント用のDevelopment Storeを作成し、その支払いが開始されると、そのクライアントのShopifyへの支払い額（月額利用料）の20%が、クライアントがShopifyの利用料を払っている限り、加えてShopify Partner自体が12ヶ月以上インアクティブにならない限り、永続的に支払われます。
インアクティブ扱いにならないためには、下記のいずれか必要です。
① 新しくDevelopment Storeが有料プランになる
② Affiliate linkからのストアが有料プランになる
③ 既存ストアをShopify Plusにアップグレード
12ヶ月の計算は、最後にいずれかがあった日からの計算となります。
Shopify Partnerダッシュボードで発行できるAffiliate linkでクライアントがサインアップした場合は、月額利用料の2ヶ月分が2ヶ月に分けて、1ヶ月分ずつ還元されます。
簡単な計算ですが、報酬額は下記の３種のいずれかです。
・$29プラン => 総額$58の報酬
・$79プラン => 総額$158の報酬
・$299プラン => 総額$598の報酬
Shopify Plusにクライアントを紹介、またはアップグレードした場合、Shopify Plus利用料のミニマム額（monthly minimum platform fee）の10%を継続的に得られます。また一年度のうちに4つのShopify Plusストアを紹介した場合、5つ目以降のストアからレベニューシェアの割合が20%に増額されます。
Shopify Partnerのランクは「Plus Partners」の場合は計算式が異なりますが、ここでは割愛します。
Shopify App StoreでAppを販売すると、利用者がShopifyに支払う利用料の80%が得られます。
Shopify Theme Storeで販売したテーマのレベニューシェアは2通りあります。
全てのサポート対応、バグ修正責任が伴います。
自社サイトでのテーマ販売も可能です（オープンマーケットプレイスでの販売は不可）。
出典：
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