トラッキングとは?
ECの文脈でのトラッキングとは、ユーザーの行動やコンバージョン(購入完了やお問い合わせ完了)を追跡・計測することです。
Google AnalyticsやFacebookが提供する「トラッキングコード」をサイトに埋め込むことでトラッキングが可能となります。
データを正確にトラッキングするために
データを正しく計測する基本として、それぞれのトラッキングコードが重複なく、正しい場所に正しく埋め込まれていることを確認しましょう。
Google AnalyticsとFacebook Pixelは、後述する管理画面で設定すればちゃんと設定されますが、重複して埋め込んでいないか、入念にチェックしましょう。開発担当とのコミュニケーションミスでありがちです。
また、Shopifyと外部サービス(Google Analyticsなど)のタイムゾーンが一致していることを確認しましょう。タイムゾーンが一致していないと、集計時にズレが生じてしまいます。
Google AnalyticsとFacebook Pixelは超簡単設定
「拡張 e コマース」を含むGoogle AnalyticsとFacebook Pixelは、管理画面(オンラインストア > 各種設定)から設定が可能です。
むしろ、これ以外の方法で設定すると問題の種となり得ますので、「拡張 e コマース」を含むGoogle AnalyticsとFacebook Pixelはなるべくこの画面で設定しましょう。
「Use Enhanced Ecommerce」のチェックを入れることで、「拡張 e コマース」が有効化されます。
どんなトラッキングコードにも対応するために
コンバージョン完了ページとオーダーステータスページ
Additional scripts機能
コンバージョン完了ページとオーダーステータスページに独自のコンバージョンコードを足せるのが、Additional scripts機能です。
管理画面のSettings > Checkout画面の真ん中よりちょっとしたの部分にあります。
Shopifyの管理画面日本語化プラグインを使っている場合は、「追記事項」と書いてある箇所です。
多くの場合は提供されたコードを貼り付ければ良いだけですが、あらかじめ <script type="text/javascript"> と </script> で囲まれているわけではないので、<script>タグは自分で書きましょう。
重要な点としては、オーダーステータスページでもコンバージョンコードが発火してしまうとその都度のアクセスを過剰にコンバージョンとして計測してしまいますので、コンバージョン完了ページでのみ発火させるべきコンバージョンコードを埋め込む場合は、そのコードを下記のfirst_time_accessedプロパティのif文で囲むようにしましょう。
{% if first_time_accessed %}
コンバージョン完了ページでのみ発火させたいスクリプト
{% endif %}
最後に
Shopifyでのトラッキング設定の基本について解説しました。
これでGoogle AnalyticsとFacebook Pixelはもちろん、広告(Google AdWords、Yahoo!タグマネージャー、criteo、Twitterなど)、アフィリエイト(A8、アクセストレードなど)やEC用ツール(KARTEなど)のトラッキングも設定可能です。
最後に、一番重要なのは、実際にコンバージョンのテストをすることです。
本番環境でも躊躇せずにテスト注文し、ちゃんと計測されているかを確認しましょう。
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フラッグシップはグローバルECとShopifyに特化した、マルチリンガルなWEBテクノロジーの会社です。基幹システ...
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フラッグシップはグローバルECとShopifyに特化した、マルチリンガルなWEBテクノロジーの会社です。基幹システムや倉庫との Shopify 連携、独自 App 開発なども...
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