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- 第6回 Shopify Meetup in Tokyo
2019年4月4日、目黒のImpact HUB Tokyoにて、Flagship (フラッグシップ)LLC主催による「第6回 Shopify Meetup」が行なわれました!
主催:Flagship LLC 協賛:YOTPO / Shoelace
<モデレーター>
■株式会社 コマースメディア 代表取締役社長 井澤孝宏氏
<パネリスト>
■株式会社 Wondershake LOCARI/事業部長 徳留智矢氏
■株式会社 ギャプライズ YOTPO/チームマネージャー 遠藤哲平氏
■dely株式会社 kurashiru/コマース事業部 事業責任者 大竹雅登氏
■Flagship LLC Head of App Developer ダン ジェームズ氏
このShopify Meetupイベントは、日本でShopifyを通じてビジネスチャンスを広げたいすべての皆さまのためにFlagshipが定期的に開催しており、今回で第6回目を迎えました。Shopifyエキスパートや代理店、企業のEコマース担当者やECショップオーナーなどが集まり、Shopifyの最新知識やトレンドをアップデートします。
日本のShopifyエキスパートからは「Flagship」と「コマースメディア」が参加。そして、メディアコマースとしてShopifyを採用するスマホアプリ「LOCARI(ロカリ)」(株式会社Wondershake)と、「kurashiru(クラシル)」(dely株式会社)ほか、国際的なコマースマーケティングクラウド「YOTPO(ヨットポ)」と正規代理店である「ギャプライズ」からもスピーカーが登壇し、ShopifyやShopify Plusの現状と未来への展望が熱く語られました。
Shopifyは拡張性の高さが魅力の1つ。
そもそも、なぜShopifyを選んだのかというモデレーターの質問に「その理由は、とにかく拡張性の高さですね」と語るのは、クラシルでミールキットの販売を担当する大竹氏。「他の国内のECサービスも比較しましたが、誰でも簡単に使えることを売りにしており、Shopifyのような拡張性の高さがなく機能的に物足りない感じがしました」。
dely株式会社大竹雅登氏
クラシルのミールキットのようなデリケートな食材を届けるために、指定アプリなどを使って配送日などをカスタマイズできるShopifyの拡張性の高さは大変魅力に映ったそうです。
またロカリの徳留氏は、「メディアでモノを売るのは難しいんです。ネイティブフォーマットでの連携を考えたときに、モバイル映えするのがShopifyでしたね」というきっかけを話してくれました。
日本人に使いやすくなったShopify、先行者としての苦労も。
カナダ発のECプラットフォーム Shopifyは、2017年に日本に上陸。この初期段階からShopifyを実際に使ってきたロカリの徳留氏は「まだ最初は英語が多くて、いろんな機能を調べるのにぶっちゃけ苦労しました(笑)」と振り返ります。
株式会社 Wondershake 徳留智矢氏
2019年現在、Shopify Japanでは日本語の管理画面や機能のローカライズも進み、日本でのシェアを飛躍的に拡大しました。
先行者としてのハードルは、日本独自のきめ細やかな習慣に関連する部分もあったようです。例えばクラシルの大竹氏は「私たちの商品は食品。配送はヤマト運輸なので、ヤマト運輸独自の(食品)対面受け取りシステムに必要な配送日の指定など、フォームが対応していない部分をカスタマイズするのが大変でした」と語ります。送料の計算も自分たちで計算アルゴリズムを作ったとのこと。
日本独自のシステムとしては、Flagshipが開発した姓と名前を日本式の順にする(海外では名前、姓の順)アプリが役に立ったと挙げられました。
IDやクレカとの紐付けがスムーズになればもっといい。
Shopifyに望む改善点としては、日本らしいニーズや、メディアコマースならではのポイントに関連しています。例えば、領収証をデフォルトで発行したい、メディア自体のIDとShopifyの紐付けをスムーズに行いたいなど。また日本のECサービスに比べてShopifyはクレジットカードの登録情報が呼び出しにくいという指摘もありました。Flagshipのジェームズ氏は、アプリで解決できることも結構あるので、いろいろ探してみてほしいと提言しています。
「Shopify Plus」のメリットと、これから展開したいこと。
公開はされていませんが、Shopify Plus(エンタープライズ)のプランは月20万円ぐらいからで、日本のEコマースのエンタープライズプランよりリーズナブル。このプランを採用した理由と、近いうちに展開したいことについてもパネリストの方々にお話いただきました。
株式会社 コマースメディア 井澤孝宏氏
Shopify Plusにした理由は、「同じブランドのサイトを複数立ち上げても同じ金額だったこと。そして先ほどの配送日指定など、カート画面のカスタマイズをしたかったから」と語るクラシルの大竹氏。一方、徳留氏は「Plusでなくても、機能は十分揃っていると思いました」と前置きしながら、「一番の理由は、ロカリのIDを使ってログインさせたいときにPlusでなければ提供されていなかったから」と語ります。
Flagshipのジェームズ氏は、やはり配送日指定や決済などのカスタマイズはPlusならではの機能なので積極的に活用してほしいとコメントを添えました。
Flagship LLC ダン ジェームズ氏
今後Shopify Plusを使って展開したいことについては「クラシルとミールキットがシームレスに見えるようにIDの連携などカスタマイズしていきたい」「ロカリのコンテンツとShopify内の商品説明が融合するように、見え方を工夫していきたい」など、メディアコマースならではの連携が1つのポイントとなっていました。
YOTPO正規代理店であるギャプライズの遠藤氏は「世界のECシステムがShopifyになってほしい」とそのプラットフォームの素晴らしさを強調。
株式会社 ギャプライズ 遠藤哲平氏
パネルディスカッションの後は、Q&Aのコーナーも設けられ、パートナーに依頼するタイミング、必須アプリ、集客方法やBtoBサイトについても活発な質問や意見交換が行われました。
まだまだ語り尽くせないトピックがある中、ネットワーキングセッションに突入。ビールやフィンガーフードをつまみながら来場者同士が語り合い、次のビジネスのインスピレーションが生まれるような充実したセッションとなりました。ご来場いただいた皆さま、ありがとうございました!次回のMeetupもぜひお楽しみに!
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今回ご登壇いただいた各社と、主催・協賛各社のウェブサイトは下記の通り。
■LOCARI STORE
■kurashiru meal kit
https://mealkit.kurashiru.com/
■ギャプライズ
■コマースメディア
■Flagship
ShopifyとグローバルECに特化したクリエイティブ&デジタルマーケティング会社です。日本におけるShopifyエキスパート第1号。
■YOTPO
ECサイトで購入者の約10パーセントからレビューを獲得できるNo.1レビューマーケティングツールを提供しています。
■Shoelace
カスタマージャーニー リターゲティングを通じて、Shopifyブランドのリターゲティング戦略を最大化します。
Flagship LLC
フラッグシップはグローバルECとShopifyに特化した、マルチリンガルなWEBテクノロジーの会社です。基幹システ...
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フラッグシップはグローバルECとShopifyに特化した、マルチリンガルなWEBテクノロジーの会社です。基幹システムや倉庫との Shopify 連携、独自 App 開発なども...
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