Shopifyデフォルトの送料設定
最初にShopifyのデフォルトの送料設定を解説します。今回は国内送料設定を前提とします。
設定は日本で統一的に設定するか、都道府県別に設定するか、いずれも可能です。
その上で、商品の合計価格別・重量別で個別に設定します。
デフォルト条件の限界
Shopifyのデフォルト条件を使えば、県別の送料設定や送料無料設定を含め、結構細かく設定ができますが、幾つかの限界が生じます。
ユースケースが多いものとしては、下記が挙げられます。
1. 離島送料設定
2. 冷蔵便加算料設定
3. 冷凍便加算料設定
きめ細かい送料設定ができるParcelify
Simply the best shipping app for Shopify
Parcelifyは実はShopifyのHead of CheckoutであるChristian Blais氏によるAppです。Shopify従業員はAppから収益を受け取ることはできないという事情もあり、無料です。
Parcelifyの基本条件は下記3つで、シンプルですが、非常にきめ細かい設定が可能です。
・Limits
・Filters
・Additional cost per item
利用にあたってはAdvanced Shopifyプランが必須
利用にあたっては、"Third-party calculated shipping rates"に対応しているShopifyのプランが必要です。つまり、Advanced Shopify(月額$299)もしくはShopify Plusが必要です。
https://www.shopify.ca/pricing
Parcelifyをインストールすると、Shipping zonesの箇所にその旨表示されます。
Parcelifyのユースケース
離島への送料設定・中継料金の加算設定
送料・中継料金を全てわかっていることが前提となりますが、郵便番号の完全一致・前方一致を条件とした設定が可能です。また、住所欄に、市名を含む場合を条件として設定することも可能です。
料金表によりますが、対象エリアの注文量に対し、設定工数が過大になる可能性はありますので、送料ポリシーの設定から再考する余地もあるかと思います。
冷凍便加算料設定
商品名(Product Name)やSKUによるフィルターが作成可能です。
ですので、冷凍商品には商品名に【冷凍】って文言を入れたり、SKUを特定のルールで定義しておくことにより、一括で冷凍便加算料が設定可能です。
常温便と冷凍便の両方の発送が必要な場合の対応、それぞれ複数商品があった場合の対応については、実際に設定するシーンがきたら設定方法をちゃんと考えようと思います..
その他ユースケースをお持ちの方
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カテゴリ: Shopify Japan・日本での利用
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