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  2018年01月12日       www.shopify.jp

ShopifyでECサイトを構築してみて感じたShopifyの優位性や今後の可能性

カナダ発のECプラットフォームShopifyが持つ魅力と日本における課題をまとめました。実際に構築してみて感じた感想的な意味合いも強いので、Shopifyの特徴を必ずしも正確に表現できていないかもしれませんが、ご覧ください。

Hiroto Komatsu

Shopifyの今後の課題

ワールドワイドでは最先端のECプラットフォームであるShopifyですが、アプリケーション同様まだ日本国内向けの対応がこれからというとろこが課題だと感じました。
例えば、EC事業者の多く利用する「ロジザード」など受発注業務・在庫管理業務・発送管理業務システムにおいてShopify連携は未対応となります。
もし、受発注業務・在庫管理業務・発送管理業務システム側がShopifyに対応していない場合、Shopify側で各種サービスAPIに合わせた連携機能を開発する必要があります。

ロジレスという新興サービスがすでにShopify対応を積極的に進めており(ものすごいスピードで連携が進んでいます)、今後日本においてShopifyのマーケットが広がってくればその他サービスも積極的にShopify対応を進める可能性もあります。
また、我々のような開発ベンダーがShopify導入の実績を積み上げて行くことで、確実に知見は溜まり、Shopifyを導入しやすい土壌が広がります。

出典:www.logiless.com

ECの受発注管理・在庫管理を行えるロジレスはShopifyにいち早く対応。

Shopifyに向いている導入先

Shopifyの最大のメリットはグローバルで最適化された仕組みと世界中の開発者の開発した豊富なアプリケーションを利用できることです。
新規にECサイトの運営に参入する場合や、攻めの姿勢でECサイトを運営したい(業務の効率化よりも顧客体験やサービス価値を優先したい)という企業に向いている仕組みだと感じました。
逆に大きな組織(EC運営チーム)で運営されているECのリプレイスや基幹システムと複雑な連携が必要な場合はShopifyではできないことが発生する可能性が高く、フルスクラッチで開発するなど別の選択肢が良い場合もありそうです。

今後EC関係者に求められる業務やスペック

Shopifyの日本対応が進めば、国内のECプラットフォームのスタンダードが変わりそうな気がしました。
Shopifyでは、複雑なプログラムや手続きを減ることなくECを構築することができます。
EC事業を運営する担当者はデザインやプログラムといった業務から解放され、よりマーケティング寄りの業務に集中できるようになります。今後ECサイトを構築する時には技術的な側面よりも、集客から購買までのシナリオ作りや顧客とのコミュニケーション、商品の魅力をきちんと伝えるコンテンツ作りなどマーケティング的な素養が求められるような気がします。

Hiroto Komatsu
Hiroto Komatsu
花咲けピクチャーズという会社でWebやアプリの開発、Shopifyの構築を行なっています。
カテゴリ: 開発


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花咲けピクチャーズという会社でWebやアプリの開発、Shopifyの構築を行なっています。

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