離島料金／中継料金とは

一部の国内配送業者において、同一都道府県内であっても、離島や配送エリア外の地域で、別途送料が付加されます。このため、Shopify 標準の同一都道府県単位の料金設定では、送料の設定が対応しきれないケースがあります。

日本郵便、ヤマト運輸、佐川急便、西濃運輸 それぞれの料金

まずは、主要な国内配送業者の離島料金・中継料金を見てみましょう。

日本郵便 Japan Post

日本郵便のゆうパックには、離島料金・中継料金はありません。

ヤマト運輸 Yamato (JA)

ヤマト運輸の宅急便には、離島料金・中継料金はありません。

佐川急便 Sagawa (JA)

佐川急便の場合は、通常の配送料金に加えて以下の料金がかかります。
金額の目安としては、以下の一覧をご覧ください。

http://www.est-works.co.jp/fcl/chuukeiryou.html

正式な金額は、佐川急便の国内物流の問い合わせから、最新の一覧表を提供してもらうこともできます。

http://www.sagawa-exp.co.jp/contact/

西濃運輸 Others

西濃運輸のペリカン便の場合は、通常の配送料金に加えて、船賃などの実費がかかりますので、見積を行う必要があります。詳しくは、以下の一覧を御覧ください。

http://www.seino.co.jp/seino/webservice/kangaroo/

Shopifyでの設定方法

ということで、現状は佐川急便と西濃運輸の離島配送を活用する場合には、離島料金／中継料金の設定をする必要があります。無料 App の Parcelify 使えば、離島への配送料金を一定のルールに基づいて設定することができます。

https://apps.shopify.com/parcelify

Parcelify は非常に便利な App で、商品名、SKUや住所、Zipコードなどをもとに、配送料金を振り分け設定することができます。（課金金額がCent単位なので、JPYでは0を2桁増やして設定してください）

今回の離島配送については、以下の方法が考えられます。

　方法１．住所の市区町村名（City Name）、地域名（Address Line1）でフィルター
　方法２．対象の住所の郵便番号（Zip / Postal code）でフィルター

方法１は設定はわかりやすいですが、おすすめできません。
全ての地名を個別に入力していくのが時間がかかりますし、実費料金での設定はバラバラなので、煩雑となることが予想されます。特定の地域に区切って、一律価格で設定されるのも良いかと思います。

方法１：住所からフィルター設定する方法

また、日本語でのフィルターだけ設定している場合は、英語注文で登録された国内配送住所がフィルターされません。このため、英語でもフィルター登録する必要があります。

方法２の設定は、郵便番号を調べるのが手間がかかりますが、番号で振り分けされるので、住所に合わせて配送料金が正しく課金されます。